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大企業とスタートアップのファイナンスに関する規模感の違い3つ。

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今日は主に大企業とスタートアップのファイナンスに関する規模感の違いについて話したいと思います。

そもそも「スタートアップ」って何?

世の中の多くの方は「スタートアップ」という単語を知りませんので、まずはその説明から。

日本では特にマイノリティですので、いわゆる「ベンチャー企業」という単語を使った方が多くの方には分かりやすいかもしれません。

この記事ではスモールビジネス(個人事業など)とスタートアップの違いを明確にしています。
スモールビジネスとスタートアップの違いは「成長性」にあり、スタートアップはスケールする(拡大する)ことで雇用も拡大し、地域にも大きく貢献するとのことです。
つまり、スタートアップとは、ただ会社を起業したものではなく、「非常に大きな成長を続けていくことができる会社の形態」のようです。
要は「起業しました」=「スタートアップ始めました」という訳ではないということですね。

「大企業」と「スタートアップ」の規模感の違い

この「スタートアップ」ですが、記事にもあるように最初は非常に小規模の会社から始まります。
チームも2~3人で、売上も全然ない状態です。そんな規模から始まりますので、どうしても大企業にいきなり入社した方々とは、様々な金額の規模感覚が異なるように感じます。

1. 収益の規模感

今日は金融機関を例にしようと思いますが、例えば銀行や証券会社、保険会社(特に運用部門)などに入社すると、入社1~2年目で億単位のお金と頻繁に接するようになります。
日系の銀行や証券会社の店舗で営業していれば、数百万、数千万円の収益を上げることを求められるのが当たり前かと思います。

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いきなり会社を始めたばかりの方が数千万円の収益を上げるというのは非常に大変であり、恐らく最初は数万円の利益が嬉しいことなので、この大企業に入社した方々との感覚とはかなりGapがあるように感じます。

2. 売上の規模感

スタートアップに限らず、誰かが起業した場合、初年度の売上が数億円あれば本当に凄いことだと思うのですが、大企業の方の感覚は大分違います。
大体メガバンクですと、売上10億円以下は基本的に相手にされません。ちなみに1~2年目の銀行員は、売上10数億円~30億円程度、大きいところでは売上100億円を超えるような企業を1人で担当することになります。
このような状態からスタートしますので、年次が上がっていくにつれて、言葉を選ばずに言えば、「10億円以下の会社の場合、全然収益が上がらないので、取引する価値無し」みたいなスタンスになってしまうのです。
 

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これは世間から大分ずれているので結構恐ろしい感覚だと思うんですが、ずっと大企業にいるとその感覚は消せません。

3. 資金調達の規模感

最後に資金調達の話をすると、ベンチャーキャピタルから資金調達3000万円というと、最近はちょっとバブルなのであれですが、数多くのIT系のメディアで取り上げられます。
一方、これがメガバンク勤務の1~2年目の場合、3000万円の融資案件を実行しても、あまり日の目を見ることはありません。お客さんから感謝されることはあるかもしれませんが、銀行内では3000万円の融資案件とか規模小さすぎて全然収益上がんないじゃんという評価が上の人から下されます。

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これも結構恐ろしい感覚だと思うのですが、多くのメガバンクでは1000万円以下の案件は、手間の方が収益よりも勝るので取り組みたくなく、3000万円ぐらいの規模ですと、リスクヘッジのために保証協会付き貸出を進めることが一般的です。

www.zenshinhoren.or.jp

ベンチャーキャピタルと銀行は違いますし、資本と負債という違いもありますが、大企業をスピンアウトしてスタートアップで頑張っている方が資金調達額をアピールしても、残念ながらあまり大企業在籍者にはピンとこないように思われます。
どちらかというと資金調達額よりも「売上数十億円あります!」「役員報酬1000万円以上もらってます!」とかの方が彼らには分かり良いのかもしれません。ちょっと金融機関に特化した話になりましたが、大企業の方と話す際の規模感の参考にして頂ければ幸いです。

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